「顔面拘束だけでは物足りず、次は全身をラバーで覆いつくしたい」
という願望が増してくる。
しかしまだ、日本でのラバー製品はマスク、パンティ、ブラジャー
などのパーツしかなかった。
SM雑誌で、「ゴムパンティが好き」「匂いが好き」なんていう記事は
読んだことあったが、SMプレイの延長上にあり、ラバーフェチという
言葉はまだ一般的ではなかった。
ゴムマニアという表現がされていたように思う。
全身にピッタリフィットして圧迫感があって、しかもムレムレ状態に
なれる素材って何か・・・
やっぱりウルトラマンしかない・・・。ウェットスーツだよな。
そこで、夏シーズンになると釣具屋でウエットスーツを販売している
のを覚えていて、ある夏にとりあえず買ってみた。
サイズはLでもよかったけれど、ピッタリがいいと思いMサイズに。
デザインは1種類のみ。表地は黒のシャークスキン、裏地はジャージの
セパレートタイプ。
ワンピースタイプがほしかったけどオーダーメイドで作れるほど、
まだ、小遣いがなかったのでこれで我慢。
少しでも、ゴムのムレムレ感触を味わいたかったので、ゴム地が肌に
密着するよう裏返にして着用した。
見た目は全然カッコ良くなかった。 エロチックじゃなかった。
それでも、着心地は思ったとおりのフィット感があった。
ひと回り小さいサイズにしたのが正解。
そして、真夏だったこともあり、一気に汗が吹き出て大変!
セパレートタイプなもんだからお尻あたりの接続部分から
大量の汗が流れ出てしまい、床にポタポタ垂れる始末。
また、ピッタリの圧迫感はいいのだが、保温性がありすぎて
体温上昇!
ボーっとしてしまい気持ちいいどころではなくなってしまった。
真夏のウェットスーツの長時間着用は、それこそ拷問かもしれない。
でも、そこがフェチにとってはたまらない快感なんだね。
そんな酷暑にも負けず、トータルエンクロジャーへの階段を
一歩ずつ上っていった。
どうしても全身を覆い包まずにはいられなかった。
首から下は、ウェットスーツで全身を覆い、顔面はウェットスーツ地の
オリジナルマスクにガスマスク、手は手術用の手袋をはめ
足はウエットスーツ地のソックスを履き、全身を外気から完全に
遮断することに成功!
自分の呼吸音しか聞こえてこない。そんな自分を鏡に映して
一人の世界に入っていく。
密着感、圧迫感、窒息感の快感が全身に伝わっていく。
気持ちいい・・・。
トータルエンクロジャーへの第一段階というところだが、
まだまだ満足のいくものではなかった。
全身拘束の拘束感はあるが、いまひとつ皮膚感覚がイメージと
違っていた。
テーマ:フェチ - ジャンル:アダルト
- 2006/04/01(土) 11:46:26|
- ラバーフェチへの軌跡
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